家の前のブックオフで「できればムカつかずに生きたい」田口ランディを購入読んでみた。
どんな人か良く分からず読んだのだけど、想像以上に壮絶な家族の話をさらりと描いてあり、
ピンチの時に冷静に対処できる彼女に好印象を持ちました。
中でランディさんが一番好きな本として、この「手話の世界」を紹介しており、
早速図書館から取り寄せて読んでみました。(買うにしてもまず読んでみてからね。)
本を読む快感は自分が思ってもみなかった事、考えてもいなかった事が知識としてもたらされ、
それによって自分の視野が広がる事だと思うのですが、本書はまさにそんな本です。
手話についての作者(脳神経外科)が知りえた話と脳の働きとの関係性についてかかれています。
「人間は考える葦である」と言ったのは誰だったかな?
考えるという事を構築する為に人間の脳は「言語」を持つ事が必要で、
その言語を獲得するのは3〜7歳までの期間でなくってはいけないそうです。
実際、幼児期に不幸な家庭環境で言語を取得できないと
その後も人間として生活できるレベルにまでは脳が発達しないのです。
良く語学は7歳までに取得しないといけないと言われるのは
これに関係しています。ただ大きな間違いはすべての言語を
7歳までに覚える必要があるのでは無く、なにかベースとなる
言語を7歳までに構築すれば良いのです。
脳は手話を言語として認識するのだけれど(左脳で処理されます)
発話(普通に会話すること)と違い、3次元を表す事ができる言語なので
それを幼児の時に身につけることでその後の脳の発達が格段と良くなる
そうなのです。両親が視聴覚障害で最初に獲得した言語が手話で
その後発話を取得した子供はその後リーダーとしての能力を発揮する
事が数多くあるそうです。
これから手話を身につけても、脳の発達は見込めそうもありません・・・
空間認識能力が欲しかった・・これって部屋の片付けなんかにも
影響してきますよね。建築家も視聴覚障害のある方の方が
斬新なデザインを考えそうです。
もし子供の英才教育についての助言をもとめられたら
いままでだったら
*毎日の足裏マッサージ だけだったけれど
(これはイチローがそうなんですよね。)
これからは、
*手話教育 も付け加えます。
まだ話す前に手話で話しかけると良いのでは?
このオリバー・サックスの本の中で紹介されていた
「みんなが手話で話した島」佐野正信 も興味深いです。
住民の多くが視聴覚障害を持っていたので
島民全員が手話を理解していたという
マーサズ・ヴィンヤード島の話ですが、
寝言も手話で言ったりするらしいのです。
おもしろそう。